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神語奉書 浄書会のご案内

大神様の御恵みによって生かされ、ご先祖様から受け継いだ御魂みたまを宿す我々は、常に幽世かくりよからの慈愛に寄り添われて日々の暮らしの中に在ります。
豊穣への感謝を捧げる霜秋の候に「幸魂さきみたま 奇魂くしみたま 守給まもりたまい 幸給さきはえたまえ」の神語の祈りに思いを深め、心清々しく和楽の恵みに結ばれますよう浄書会のご案内を申し上げます。

出雲大社(島根県)での「献穀祭」
毎年11月23日には宗祠と仰ぎます出雲大社(島根県)にて午前10時より「献穀祭けんこくさい」が、午後7時よりは「古傳新嘗祭こでんしんじょうさい」が斎行されます。献穀祭は年間を通じて3つのみの「大祭」のひとつであり、御神前にうず高く初穂(新米)をお供えしてお仕えされる収穫感謝のおまつりです。また、古傳新嘗祭は神人共食しんじんきょうしょくの古儀を今に伝える、浄闇の中でお仕えされる出雲大社特殊神事であり最たる重儀のひとつです。

今回の浄書会はこの佳日11月23日とその前後に開催いたしますが、今年は11月29日が旧暦10月10日にあたり、出雲大社(島根県)では神在月の出雲の地に八百万神が集われる「神迎祭」が厳粛かつ盛大に斎行されます。


神迎神事(島根県出雲市 稲佐浜にて)
こうした時節での東京分祠での浄書会開催であることにちなみまして、 浄書の後の講話では献穀祭や古傳新嘗祭にまつわるお話や、八百万神が出雲に集われる由縁など、「神在月」にまつわる出雲信仰についても、お話をさせていただきます。
神在期間に宗祠へ参詣なされる方々も、参詣かなわぬ方々も、明治以来東京分祠にお鎮まりの大神様の御分霊の御前にて祈りと学びを深められ、大神様の紡がれる幸縁に結ばれますことを念願しております。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。
皆様が浄書なされました神語奉書は大切にお預かりして、宗祠と仰ぎます島根県の出雲大社にて、神楽殿の御神前へお供え致します。
神前にお供えされた後は、出雲大社神楽殿の神殿至近にございます「神語奉書奉納殿」へお納め致しまして、永く大切に保管されます。