◆  コラム その十五(縁結びの趣意)  ◆

 出雲大社東京分祠の御祭神は「縁結びの神」で有名な出雲大社の大国主大神であり、分祠設立に際し、出雲大社宮司千家尊福公自らが御分霊を奉斎しています。
神代の昔、大国主大神は夫婦の範を示され、また旧暦十月は出雲では神在月といわれ、全国の神々が出雲大社に参集し、大神さまの御許で縁結びの神議をされるという故事により、縁結びの神と称されるようになりました。この「縁結び」とは、単に男女の縁を結ぶだけでなく、すべてのものが幸福であるように、人間社会が明るく楽しく発展するためのあらゆる幸せのご縁が結ばれるということです。 男女の縁はその幸せに結ばれる縁の始まりでありますが、恋愛の神さまというよりも、大きな愛情であらゆるものを慈しみ、育んで下さる御親のような神さまといえるでしょう。 大神さまのこの御神徳によって生きとし生けるものが幸せであるように、今日ただ今も目に見えないところから、そのミハタラキをいただいているのです。