|
|
今年は天皇陛下御即位20年の目出度(めでた)き年であり、出雲大社東京分祠においては、明治22年10月15日に現在の港区六本木にて神殿落成式を行い、爾来120年の節目を迎えた大変喜ばしい年でした。先人達を語り継ぎ、祈り継いで過ごした年月に思い巡らせますと誠に感慨深く、誠にありがたいことでございます。この良き年を迎えることができたのも、皆様のご厚情のお蔭と感謝しております。 さて、今年の世相も様々ありました。記憶に残っている出来事といえば、政界では自民党から民主党へ歴史的な政権交代があり、新政権発足により各政党・各官庁などは右へ左へと忙しそうにしています。 また、新型インフルエンザが流行の兆しがあり、目に見えない新しいウイルスによって日常生活が危機的事態になる恐れもありました。そして、今日も予断を許さない状況です。 その一方、日本映画界では映画「おくりびと」が死に即した人間のもつ心情を誠実に表現し、国内はもとよりながら国外でも高評を得て、重賞の栄を浴しました。 スポーツ界、特に野球では、原監督の指揮によりWBC(ワールド・ベースボール・クラッシク)2連覇を成し遂げました。また、MLB(メジャー・リーグ・ベースボール)はシアトルマリナーズで活躍しているイチロー選手は、9年連続200本安打達成によりMLB記録を新たにし、一層の更新を期待されています。 その他にも様々な出来事があり枚挙にいとみません。このような今年一年であったためか、毎年恒例となりました日本漢字能力検定教会主宰による清水寺の舞台で貫主(かんしゅ)(清水寺における重職)が揮毫する漢字一字は「新」でした。諸事にわたり新たまった年であったと多くの方がお感じになられたのでしょう。 ![]() 出雲大社東京分祠では、毎年大晦日午後3時に大祓(おおはらえ)を斎行(さいこう)致しています。(大祓にあわせ除夜祭も斎行致します。)社会においても個人においても種々の良き事・悪しき事があったと思いますが、この大祓は、自己の気づかない日々の魂の穢(けが)れを清めるため、大祓詞をお唱えし、切麻(きりぬさ)なる祓具をもって自己を祓い清めて祓戸大神等の御霊力を蒙(かがふ)り、魂を元の清浄なる状態に立ち返るための祭祀です。そうして清浄な魂を保持し、身体は沐浴等によって清潔にして、翌年の元旦に歳神様をお迎えする準備を整えます。 社会・家庭また夫婦においては、成る所と成らざる所を反省して、平々凡々の日常を大事に過ごして、来年も更に幸せな和楽豊栄(わらくほうえい)の日々を暮らせるよう、「おかげさま」と互いの愛情に祈り合いましょう。 | ||
![]() |